アラブの富豪とコンビニバイトの俺2

R-18

アラブの富豪とコンビニバイトの俺2

  • 物販商品(自宅から発送)
    あんしんBOOTHパックで配送予定
    default
    ¥ 312

石油王のシャフィークと共にアラビアに渡った沙己は、会社勤めを始める。シャフィークとの関係に気付いた秘書に、セクハラを受けているのではないかと疑われてしまう。 web公開中の会社編二話に加え、書き下ろし番外「バカンス編」収録。 ※お互いの住所を知られない「あんしんboothパック」で発送します。ほかの同人誌もまとめて梱包可能です。 (一律310円・1kgまで) ◆書き下ろしサンプル◆  雨の降る気配などまるでないアラビアの空を見上げ、首まで真水に浸かった沙己はぱしゃんと水を跳ねさせる。背泳ぎをしてもだれにもあたらずにすむのは、ここがホテル専用のプールだからだ。 「砂漠の真ん中なのにプールがあるなんて、ほんとうに金が余っている国なんだなぁ」  灼けつくような陽差しだけは操作できないのだろうが、砂漠の真ん中にプールを作り出すほどの財力には呆れてしまう。 「サキは泳ぎが上手いのだな」  ぴたりとした黒の水着を穿いたシャフィークが、サングラスの隙間から金色の瞳を覗かせ、綺麗な歯ならびを見せる。引き締まった体に小麦色の肌からして、いかにも泳げそうなのに、もっぱらプールの中にしつらえられたハンモックで寝そべってばかりだ。驚くべきことに、プールの底から四本の支柱が水を突き破って突出し、支柱の天辺から蜘蛛の糸状のハンモックを吊している。その中に、黒豹を思わせる肉体美を持つ中東の男が優雅に仰臥しているのだ。 「そんなところで寝てないで、シャフィークさんも泳ぎましょうよ」 「バカンスとは、なにもしないことだ。私はリゾートでは怠惰に過ごすことに決めている」 「もう」  サングラスをしっかり装着して寝返りを打つ姿がおっさんくさい、と思うが口には出さない。  沙己とシャフィークはバカンスに来ている。日頃仕事と英語の授業でくたくたになっている沙己を見かねて、どこかで羽根をのばしてはどうかとシャフィークが提案してくれたのだ。どこか行きたいところはあるかと問われたとき、 「せっかくだからアラビアっぽいところがいいです」と答えると、この砂漠の真ん中に佇むリゾートホテルを勧められた。 「もともと私ひとりでも、同じような部屋をとるつもりだから、遠慮しないで一緒の部屋に泊まればいい」  そうシャフィークに言われると、ありがたくその言葉に甘えるしかない。   【サンプルここまで】

石油王のシャフィークと共にアラビアに渡った沙己は、会社勤めを始める。シャフィークとの関係に気付いた秘書に、セクハラを受けているのではないかと疑われてしまう。 web公開中の会社編二話に加え、書き下ろし番外「バカンス編」収録。 ※お互いの住所を知られない「あんしんboothパック」で発送します。ほかの同人誌もまとめて梱包可能です。 (一律310円・1kgまで) ◆書き下ろしサンプル◆  雨の降る気配などまるでないアラビアの空を見上げ、首まで真水に浸かった沙己はぱしゃんと水を跳ねさせる。背泳ぎをしてもだれにもあたらずにすむのは、ここがホテル専用のプールだからだ。 「砂漠の真ん中なのにプールがあるなんて、ほんとうに金が余っている国なんだなぁ」  灼けつくような陽差しだけは操作できないのだろうが、砂漠の真ん中にプールを作り出すほどの財力には呆れてしまう。 「サキは泳ぎが上手いのだな」  ぴたりとした黒の水着を穿いたシャフィークが、サングラスの隙間から金色の瞳を覗かせ、綺麗な歯ならびを見せる。引き締まった体に小麦色の肌からして、いかにも泳げそうなのに、もっぱらプールの中にしつらえられたハンモックで寝そべってばかりだ。驚くべきことに、プールの底から四本の支柱が水を突き破って突出し、支柱の天辺から蜘蛛の糸状のハンモックを吊している。その中に、黒豹を思わせる肉体美を持つ中東の男が優雅に仰臥しているのだ。 「そんなところで寝てないで、シャフィークさんも泳ぎましょうよ」 「バカンスとは、なにもしないことだ。私はリゾートでは怠惰に過ごすことに決めている」 「もう」  サングラスをしっかり装着して寝返りを打つ姿がおっさんくさい、と思うが口には出さない。  沙己とシャフィークはバカンスに来ている。日頃仕事と英語の授業でくたくたになっている沙己を見かねて、どこかで羽根をのばしてはどうかとシャフィークが提案してくれたのだ。どこか行きたいところはあるかと問われたとき、 「せっかくだからアラビアっぽいところがいいです」と答えると、この砂漠の真ん中に佇むリゾートホテルを勧められた。 「もともと私ひとりでも、同じような部屋をとるつもりだから、遠慮しないで一緒の部屋に泊まればいい」  そうシャフィークに言われると、ありがたくその言葉に甘えるしかない。   【サンプルここまで】