お義兄さまに愛されて

R-18

お義兄さまに愛されて

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    お義兄さまに愛されて
    ¥ 624

「・・・・・・もう、兄弟には戻れんぞ」 動物好きなシャーディーンは、幼い頃自分を救ってくれた義理の兄・リディウスに憧れ、ある事件から彼を意識しはじめる。 だが次兄の策略で、皇帝のもとに召されそうになり……!? 自制する義兄×恋する弟。 弟視点メイン、時々兄視点あり。 巻末に兄視点の短編読みきり付き。 A5二段組/120P/ 2016/3/21発行(同人誌書き下ろし) kindle版→ http://www.amazon.co.jp/dp/B01DO9NPDC ※お互いの住所を知られない「あんしんboothパック」で発送します。ほかの同人誌もまとめて梱包可能です。 (一律310円・1kgまで) ------------------------------------- 【サンプル】  兄が好きだ。それはまぎれもない現実だ。  ここ数日、兄の姿を探していた。兄にもう会えないと知った時、胸が張り裂けそうだった。  すべて打ち明けて、なんとかそばにいられることになった。  だが明日にでもミウスに見つかり、皇帝の親衛隊に入れと言われるかもしれない。それなら、その前にリディウスと記念になるようなことがしたい。  窓のそばで粗末な椅子に腰掛けるリディウスに近寄り、袖を引っ張る。 兄は少し面倒くさそうに、でも優しく 「なんだ?」と笑ってくれた。 「兄さま、もっとそばに来て……」 「さっきも言っただろう。お前になにかしてしまいそうになる。こうやって離れていれば、なにもできない。安心しろ。お前をすべてのものから守ってやる」  口角を上げ、無理に笑顔を作ろうとするリディウスを見て、心臓をぎゅっと掴まれた気がした。  兄のものになりたい。  今すぐ、兄のものにしてほしくなってしまった。 「あの、兄さま……。兄さまが嫌じゃなかったら、なんだけど」 「なんだ。もったいつけるな」  ギイ、と椅子のきしむ音がする。 「兄さまとほんとうの、恋人同士になりたい。心だけじゃなくって、その、体も……」  そこまで言って、ハッとなる。リディウスがかっと目を見開いて、静止していた。  顔が火照る。なんてことを言ってしまったんだろう。きっとリディウスはあきれている。こんなに破廉恥なお願いをするなんて、いやらしい子だと思われてしまう。 「い、今のは……」  リディウスが自分を見損なったと思うと、まともに顔を見られない。必死で床に視線を落とし、続く言い訳を考えた時だった。 「私が我慢していると分かって言っているのだな? ……もう、いやだと言っても聞いてやれないぞ」  リディウスの手が自分を掴む。机の上に灯された小さなランプの光に、抱きしめられたシャーディーンと兄の影がひとつになって長く伸びていた。 -------------------------------------

「・・・・・・もう、兄弟には戻れんぞ」 動物好きなシャーディーンは、幼い頃自分を救ってくれた義理の兄・リディウスに憧れ、ある事件から彼を意識しはじめる。 だが次兄の策略で、皇帝のもとに召されそうになり……!? 自制する義兄×恋する弟。 弟視点メイン、時々兄視点あり。 巻末に兄視点の短編読みきり付き。 A5二段組/120P/ 2016/3/21発行(同人誌書き下ろし) kindle版→ http://www.amazon.co.jp/dp/B01DO9NPDC ※お互いの住所を知られない「あんしんboothパック」で発送します。ほかの同人誌もまとめて梱包可能です。 (一律310円・1kgまで) ------------------------------------- 【サンプル】  兄が好きだ。それはまぎれもない現実だ。  ここ数日、兄の姿を探していた。兄にもう会えないと知った時、胸が張り裂けそうだった。  すべて打ち明けて、なんとかそばにいられることになった。  だが明日にでもミウスに見つかり、皇帝の親衛隊に入れと言われるかもしれない。それなら、その前にリディウスと記念になるようなことがしたい。  窓のそばで粗末な椅子に腰掛けるリディウスに近寄り、袖を引っ張る。 兄は少し面倒くさそうに、でも優しく 「なんだ?」と笑ってくれた。 「兄さま、もっとそばに来て……」 「さっきも言っただろう。お前になにかしてしまいそうになる。こうやって離れていれば、なにもできない。安心しろ。お前をすべてのものから守ってやる」  口角を上げ、無理に笑顔を作ろうとするリディウスを見て、心臓をぎゅっと掴まれた気がした。  兄のものになりたい。  今すぐ、兄のものにしてほしくなってしまった。 「あの、兄さま……。兄さまが嫌じゃなかったら、なんだけど」 「なんだ。もったいつけるな」  ギイ、と椅子のきしむ音がする。 「兄さまとほんとうの、恋人同士になりたい。心だけじゃなくって、その、体も……」  そこまで言って、ハッとなる。リディウスがかっと目を見開いて、静止していた。  顔が火照る。なんてことを言ってしまったんだろう。きっとリディウスはあきれている。こんなに破廉恥なお願いをするなんて、いやらしい子だと思われてしまう。 「い、今のは……」  リディウスが自分を見損なったと思うと、まともに顔を見られない。必死で床に視線を落とし、続く言い訳を考えた時だった。 「私が我慢していると分かって言っているのだな? ……もう、いやだと言っても聞いてやれないぞ」  リディウスの手が自分を掴む。机の上に灯された小さなランプの光に、抱きしめられたシャーディーンと兄の影がひとつになって長く伸びていた。 -------------------------------------